【初心者向け】ドイツの語学学校講師に勧められた本とサイト
ドイツからこんにちは!
まめ子(@EuropeMame)です。
以前、初心者向けのドイツ語の教科書と文法練習本をご紹介させていただきました。
せっかくドイツ語圏にいるなら、
できるだけ早くドイツ語を習得したい!と思いませんか?
教科書や問題集以外でも自宅で簡単にドイツ語に触れる機会を増やしていきたい!
でも初心者なので、何を使って勉強していいのかわからない…
そんなことってありませんか?
私も早くドイツ語に慣れたくて、語学学校に通いながら、自宅でドイツ語の勉強を始めました。が、初心者なのに自分のレベルに合っていない教材を使って失敗。
そこで、ドイツの語学学校講師にドイツ語学習初心者におすすめの本やインターネットサイト、また動画を聞いてきました。
語学学校の教科書以外でドイツ語を学びたい方、まだ語学学校には通っていないけれどこれからドイツ語を始めてみたい方の参考になれば嬉しいです。
自己流の自宅学習で失敗
語学を習得するには、まずその言語に触れる機会を多くすると良い!
これ、よく聞きますよね?
私は語学学校に通い始めたばかりの頃、超初心者レベルだったにも関わらず、
「教科書以外のドイツ語を読んだり聞いたりしたい!」
「ドイツ語に触れる時間をもっと増やしたい!」
と思っていました。
そして、ドイツのテレビ放送や自宅に届く地域新聞そしてネットのニュースサイト(ドイツ語)などなどに目を通すようになりました!
が………
全く続かない…。
なぜ続かなかったのか?と言いますと、
毎日、ドイツ語のテレビ放送を頑張って観てみたものの、
「ちっともわからない!」
「内容を理解できない!」
→ドイツ語を理解したくて観始めたドイツのテレビ。でも結局内容をほとんど理解できず、テレビを見ながら、ケータイで日本のネットニュース見たりしてテレビ放送は完全にBGM化。意味ない…
自宅に届く地域新聞も、辞書を使って必死に読んでみようとしたものの、
一文を読むのでさえ時間がかかりすぎて、すぐ嫌になってしまいました。
やみくもに自分のレベルに合っていないものを使った結果、モチベーションが下がっていく、という魔のループのできあがり。
今考えれば、テレビ放送や新聞が理解できないのは当たり前ですが、「せっかくドイツ語を学んでいるのだから、なんでもドイツ語で読んだり聞いたりしたい!」と張り切り、突っ走っていました。笑
そういうことってありませんか?(私だけ?)
この経験から、自分のレベルに合った教材を使うということはドイツ語の習得のためにも、自分のモチベーションを維持するためにも、とても大切なことだと実感しました。そこで、ドイツ語学習初心者に合っている本やサイトが知りたい、と思うようになりましたが、なんせ私はドイツ語に関しては右も左もわからない初心者。
そこで頼ったのが、当時通っていたドイツ語語学学校の講師でした。講師からは様々な本やサイトを教えてもらいましたが、今日はその中のいくつかをご紹介します。
A1レベル(初心者)向けの読み物
選ぶ時のポイント
講師からは、まず
- A1レベルと記載があるもの
- 音声がついているもの
から使うと良い。とのアドバイスをいただきました。
そのほかに子供向けの番組や本も勧められましたが、私は分かりやすくドイツ語A1レベルと書いてあるものから使いました。とにかく音声付の本!と何回も釘を刺されました。私の発音がいまいちだったからかもしれませんが、CD付の本を選んでよかったと感じています。
その理由は、語学学校では私も含め、色々な国の人がドイツ語を学びに来ていて、発音にそれぞれの母国語の癖がでるからです。たとえば、会話練習をしているとき、お互いに正しい発音ではない場合も多く、聞き取れないまたは聞き取ってもらえないことも多々あります。講師はひとりなので、なかなか毎回受講者の発音を治すこともできません。
会話練習だけでなく語学学校では文法の説明などにも時間をとられるので、リスニングの時間(ネイティブスピーカーのドイツ語に触れる機会)が少ないのです。
音声付きの本があれば、自宅で何度でも聞くことが出来るうえ、聞き取れなかったところを自分ひとりでも確認することができるので良いですよね!
では、ドイツ語講師におすすめされた本を以下でご紹介します。
Glück gehabt
この本の中では、病院でのやりとりや引っ越し、家具選びなどなど、日常生活で使われる会話が物語の中に多く描かれています。
ドイツ語学習だけではなく実際のドイツ生活でも役立ちました。ドイツ語レベルA1の方には、最初はとても難しく感じると思います。最初は辞書が必要ですが、初心者には避けて通れない道です。一緒に頑張りましょう!
私は気に入って何度も何度も読み返しました。
CDが付いているので、音声を聞くだけでも良し、聞きながら文字を追っていくのも良し、シャドーイングするのも良し、さらに物語の途中に問題もついているので、問題を解きながら読んでいくのも良いと思います。初心者からドイツ語学習している方にとって、ドイツ語で本を一冊読み終えたときはとても感動すること間違いなしです。
おすすめです↓
Eine Liebesgeschichte
こちらも同じ出版社から出ているA1向けの本です。アマゾンで、中身が少し読めるようになっているので、自分の今のドイツ語レベルに合っているかを確認してから購入するのがおすすめです。
何が書いてあるのか全く理解できない!というレベルの本を買ってしまうと続かないことが多いので注意しましょう。
難しいけど、まぁ理解できるところもあるな~、くらいでしたら、挑戦してみることをお勧めします。
Der Filmstar
こちらも同じ出版社から出ているA1向けの本です。残念ながら中を見てみることはできません。私はこの本は読んだことがないので中身はわかりませんが、他二冊と同じように初心者レベル向けの読み物なので、他の二冊が読めるレベルであればこちらも読めると思います。
街の本屋さんにもドイツ語のレベル別の読み物が置いてあるようでしたら、書店で中身を見てから買うのも良いですね!(私が住んでいる街はとても小さいので、残念ながらドイツ語初心者向けの本があまり置いていませんでした。余談ですが、語学学校に通う際に教科書が必要になった場合、書店で購入することもできますが、もし時間に余裕があればアマゾンで教科書の値段を見てみることをおすすめします!私の場合は近くの書店よりアマゾンで購入した方が安い教科書もありました。ただ配送に時間がかかってしまうので時間がある方のみにおすすめの方法です。)
おすすめのニュース
語学学校講師に将来的にドイツ語B1のテストを受けたいなら、「テレビではなくラジオのニュースを聞きなさい」とアドバイスをいただきました。
というのも、Telcのドイツ語B1(DTZ)はリスニング問題がほぼラジオのニュースから出題されるそうです。しかし通常のラジオ放送はニュースを読むスピードが速すぎて初心者には難しすぎます。
そこで語学学校講師から勧められたのがDW(Deutsch Welle)のLangsam gesprochene Nachrichtenです。
このニュースの良いところはその名の通りニュースをゆっくり読んでくれているところ!
といっても、初心者の私はこのニュースを聞いても何を言っているのかサッパリ分からず、勧めてくれた語学学校の講師に「難しすぎて全然聞き取れない!」と愚痴をこぼしたほどでした。
おそらくドイツ語を今まで学んだことがなかった方にとっては、ゆっくりのニュースといっても理解するのがかなり難しいと思いますが、テレビや通常のスピードのラジオ放送より、かなりゆっくり読まれているニュースですので、ドイツ語の学習を続けていると、
「あら、不思議!」
少しずつですが、聞き取れるようになっていきます。
おすすめ動画
A1 Nico's Weg
Deutsch lernen (A1): Ganzer Film auf Deutsch - "Nicos Weg" | Deutsch lernen mit Videos | Untertitel
やっぱり映像での学習は、話の流れを理解しやすくて続きやすいですよね!
こちらはスペインからドイツに来たNikoさんのドイツでの生活のお話です。
ドイツで生活していくうえでのトラブルや、さまざまな人間関係、そして恋愛♡がストーリーの中に盛り込まれいます。会話の中で使われているのはドイツ語A1レベルの単語や表現が多いので、初心者のドイツ語学習にとても役立ちます。
結構長いので、何日かに分けて観た方が疲れなくて良いかも?です。
ドイツ語をすでに学んでいる方にとっては特に目新しい情報ではないと思いますが、初心者からドイツ語を学んでいる方の参考になれば嬉しいです。
それでは今週もみなさまにとって楽しい一週間になりますように。
Ciao☆