ドイツ語技能検定試験2級とTelcのB1(DTZ)の難易度 比較!
ドイツからこんにちは!
まめ(@EuropeMame)です。
2019年12月、一時帰国中にドイツ語技能検定試験(独検)を受けてきました。
なぜ一時帰国中に独検を受験したかというと、私がドイツで合格したドイツ語B1(DTZ)のテストは日本では認知度がかなり低く、ドイツ国内のみ有効な資格だと聞いたからです。
せっかくドイツ語を学んでいるので、日本に帰国した時のことを考えて、
「自分のドイツ語のレベルを証明できる資格が欲しい!」と思って
ドイツ語検定2級を受けてきました。
2019年9月末にTelcのDTZのB1、12月始めに独検を受けたので、今日はその比較をしてみようと思います!
※注意※思いっきり主観です
貴重な一時帰国中にわざわざ独検を受験した理由
一時帰国中って忙しいですよね?
私も日本に滞在している間に済ませておかなければいけないことや、日本でしたいことがありすぎて、一時帰国中はいつもバタバタしている上に、家族や友人との時間も大切にしたいので、あまり時間がなく…。でも、そんな中でも今回ドイツ語検定を受けてきて良かったな、と思います。
ドイツから本帰国してから受験できるのになぜ一時帰国時に受けたかというと、
おそらく本帰国後は、仕事を始めて忙しくなり、一転集中型の私は仕事一色、もうドイツ語の検定試験受けなくていっか~!となりそうだからです。笑
絶対に独検2級を取得しなくては!という気持ちはなかったのですが、ドイツ語勉強欲がある今のうちに挑戦しておきました。
あとは、ドイツの試験と日本のドイツ語技能検定がどれくらい異なるのか知りたいというただの好奇心もありました。
私がドイツで受験したTelcのDTZ(deutsch-test für zuwanderer)は他のB1テストより簡単だという噂を耳にしたので、
「それなら独検、受けてやろうじゃないか🤩」
(冗談です。上から目線ですみません。)
ということ気持ちがあったのも事実です。笑
実は、ゲーテ(Goethe)のドイツ語検定受験か独検受験か迷いましたが、ゲーテは受験料が高くて、落ちたら洒落にならない金額だな、ということでB1レベルは独検2級を受験することに決めました。
ドイツ語B1レベルで独検2級は合格できるの?
結論から言いますと、ドイツ語B1の試験に合格できた方であれば、おそらく独検2級は合格できます!
(早いですが)おめでとうございます!!
私が受けたDTZのテストは数あるドイツ語B1のテストの中でも簡単だと言われています。ということは、ゲーテやTelcのB1(DTZ以外)を合格された方にとって、日本で行われているドイツ語技能検定試験2級の難易度は難しいものではないはずです。
筆記試験
ドイツ語技能検定2級(独検)はとにかく時間に余裕があります。筆記、聞き取り、どちらのセクションでも十分すぎるほど時間が与えられます。(実際早く終わってずっと寝ている人もいたくらいです)
また、ドイツ語検定2級(独検)は筆記といっても作文などは一切なく、文法問題の一部で単語を書きますが、それ以外はすべて選択問題でした。
断言はできませんが、今回の独検2級受験と、受験前に何回か過去問を解いてみた私の感想は、ドイツ語B1合格者はおそらく独検2級なら合格点は取れます。
ごく稀に習っていない文法問題や少し難しい長文読解がありましたが、合格できないほどの問題数ではありませんでした。
聞き取り
朗報です。B1を合格した人にとって独検2級のリスニングはとても簡単に感じるでしょう。
何より話すのがとてもゆっくりなんです!
正直、驚きました。
過去問に音源も付いているので聞いてみて問題がなければ聞き取りの対策は特に必要ないと思います。
独検2級、受験のメリット
日本での認知度が高い
先ほどもお話ししたように、日本でより認知されているのは独検。英検がよく知られているおかげで、独検と聞けば、ほとんどの人がドイツ語の検定だと思い浮かびますよね。
それに比べて、テルクのテストで、とかゲーテのテストで、と聞いてもドイツ語に関して詳しくない方は「え?」ってなります。「B1受かって〜」って言っても「え?それどのくらいのレベル?」といった感じです😂
もちろんドイツ語学習者の間ではゲーテやテルクといえば知名度が高く、A1やA2やB1などのレベル分けももちろん知られていますが、少なくともドイツに来るまでドイツ語を一度も学んだことがない私にとっては、「ゲーテはドイツの有名な人」、「テルク?え?なにそれ?」といった感じでした。
レベルもAが初心者という感覚がなかなか身に付きませんでした。(日本の成績表だと、SやAが良くて、BやCはいまいちなので、その感覚があったためだと思います。)
Aが初心者、Cが上級者なんですよね!
ドイツ語学習者間でゲーテやテルクが知られているなら、その資格だけで十分だと言われればその通りです。が、ドイツ語技能検定試験(独検)は日本で認知度が高い技能検定の一つなので、受験してみて損はないのではないでしょうか?
スピーキングがないので簡単
準1級や1級は面接がありますが、2級はありません。ゲーテやテルクのテストのテストではスピーキングの試験がありますが、独検2級はスピーキングのテストがないので、対策はゲーテやテルクより簡単で、独学でできるのではないかと思います。
励みになる
試験だけがすべてではありませんが、言語の勉強は長く自分でモチベーションを維持していく必要があります。特に独学の方は試験合格がまた頑張ろう!もっと学習してみよう!という気持ちにつながるのではないでしょうか?
他のドイツ語検定試験より費用が安い
独検は他のドイツ語の検定試験と比較すると費用が安いので受験しやすいです。
(それでも私にとっては高額ですが…)
ドイツ語検定の効率的な勉強法
何よりまず過去問
私はドイツに住んでいて日本の書籍を購入するのが難しいので、まずはドイツ語検定の無料の過去問を1回。
その後、念のため電子書籍で過去問を2回分購入しました😊無料の過去問1回のみだと少し不安があり(年度によって難易度が少し異なるようなので)過去問を購入しました。はじめての電子書籍購入でしたが、間違った問題をケータイやタブレットで確認出来て効率が良かったです😀電子書籍が苦手な方は本もありますが、海外在住の方は海外からでも購入できる電子書籍がオススメです✨
↓過去問はこちらで購入しました。クーポンが使えてお得でした👩🏫ありがたい♪
音声も一緒についてくるので、リスニング問題も確認出来て良かったです。
私が独検受験対策のために購入したのは、電子書籍の過去問のみです。
参考書
独検の参考書は購入しませんでした。過去問を解いてみて、これはいけそうかなと思ったのと、対策する時間があまりなかったので、参考書に手を出すのはやめておきました。
ただ日本に住んでいたら参考書を購入していたかもしれません。
ちょうどドイツに独検受けたいと言っている知り合い(日本人)がいるので、独検受験後に参考書を購入してきました。私は使っていないので正直感想が言いづらいのですが、本屋さんで見た感じだとどの参考書もよくまとまっているようだったので、一冊買って対策するのも良いかな?と思います👩
あいまいな情報ですみません💦使っていないものを良いよとは言えないので🤦♀️
独検準1級などを受ける機会ができたら、私も独検の参考書を使ってみようと思います。
DTZとドイツ語検定(独検)しか受けたことがないのですが、やはり試験によっても問題の傾向が違うので受けてみて良かったです。(合格証明書は日本の実家に後日届いたため、「合格してるよ~!」と電話で聞いただけですが、試験後に解答速報と自分の回答を照らし合わせて、自己採点して、おおよその点数をすでに知ることができました)
まだまだドイツ語初心者ですが、ドイツ語が少しわかるようになってからドイツでの生活がますます楽しく感じます!
ドイツ語検定について何か質問があれば、お問い合わせ又はTwitterにてご連絡いただければ私のわかる範囲で返信させていただきます。
それでは素敵な週末を♪
Ciao☆